· FabLab Westharima Team · デジタル工作  · 10 min read

【Arduino】Otto DIY オリジナルロボットの制作

オープンソースの二足歩行ロボットOtto DIYをベースに、オリジナルロボットを制作。Arduinoプログラミングと3Dプリントを活用した工作記録。

目次

2020年末、OTTO DIY(2足歩行ロボット)の動きが可愛いと、我が家でも話題になり、公式サイトにあるオープンデータで作ってみました。私の勉強のため、公式サイトの『Otto DIY builder kit』は購入せず、各部品を自分達で購入し、ボディの3Dプリント出力・電子部品のはんだ付けも実施。その際のことを備忘録としてまとめてみました。

※この記事は2020年末にOTTO DIY(Starter set.V9)を作った際の備忘録のため、公式サイトの最新バージョンとは異なる可能性があります。作られる際は公式サイトの最新情報をご確認ください。

マニュアル・3Dファイルの入手

まず、私たちは、公式サイト『OTTO DIY Academy』より

一番シンプルなマニュアル『Start here!』とボディの3Dプリントファイル『Starter set.V9』を入手しました(※丸印)

機材・ツール

※この記事は2020年に作成されたものです。現在FabLabで使用している機材とは異なる場合があります。

  • 3Dプリンター
  • はんだごて
  • 配線用ツール

現在使用可能な機材については機材一覧をご確認ください。

材料 Materials

公式サイト推奨品などを頼りに下記材料を準備しました。

道具 Tool

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事前準備

次に、組立前の事前準備をしました。

※注:公式サイトから『Otto DIY builder kit』を購入される場合、ボディとはんだ付け済の部品が含まれているので、この事前準備は不要です。

STEP 1: ボディを3Dプリント出力

※公式サイト『OTTO DIY Academy』より、3D print filesV.9を入手し、3Dプリンターで出力しました。


STEP 2: はんだ付け

Arduino Nano I/O拡張シールド(基板)のバッテリーの2ピン

Arduinoのピン

スイッチ と乾電池ボックスの接続部分

OTTO 組み立て

全部品が揃ったので、『Otto DIY builder kitの組立マニュアル.Version10』を参考にOTTOの組み立てを開始しました。

STEP 3: サーボをボディに取付・固定

サーボをボディに取付×2、長い方のネジで固定×4

※向きがあるので注意。ボディ底の穴の形とサーボの形が一致するところに取り付けました。


STEP 4: サーボホーンをLEGに取付

サーボホーンをカットし、LEGに取付×2


STEP 5: LEGにサーボを取付

LEGにサーボを取付×2

※取り付け前に、サーボを可動域(180度)の真ん中の位置に設定。

※サーボのギヤが欠けやすいので手で動かす時は注意した方がいいです。私はそれでも1つ壊してしまい、交換しました。


STEP 6: 短いネジで固定

短い方のネジで固定×2


STEP 7: サーボホーンをサーボに取付

サーボホーンをカットし、サーボに取付×2


STEP 8: FOOTにサーボを取付

FOOTにサーボを取付×2

※取り付け前に、サーボを可動域(180度)の真ん中の位置に設定。

※サーボのギヤが欠けやすいので手で動かす時は注意した方がいいです。


STEP 9: FOOTのサーボを固定

FOOTのサーボを短いネジ×2(上)・長いネジ×2(下)で固定


STEP 10: サーボの配線を穴に通す

両方のFOOTのサーボの配線をボディの穴に通します

※ボディの穴が非常に狭いので、なかなか通りません。苦労しました。


STEP 11: 脚の組立ほぼ完成


STEP 12: LEGのサーボを固定

LEGの中のサーボを長いネジで固定×2

この作業はかなり困難でした。ドライバーが動かしづらい上、サーボの配線を避けつつの作業で、ネジが何度も転がってしまいました。大人でも困難な作業なので、子供は更に苦労しそうです。


STEP 13: Arduinoを基板に取り付け

Arduino Nano I/O拡張シールド(基板)にArduinoを取り付ける


STEP 14: コネクタを基板に挿す

脚から出ているコネクタを基板に挿す×4

脚から出ているコネクタを基板に挿します。コネクタを挿す位置は公式サイトの配線図参照しました。LEG or FOOT・右 or 左がどのコネクタなのかが分かりづらかったため、『配線が短い方がFOOTかな?』と色々推測しながらピンを刺しました。(※ここで、挿し間違いがあると、完成後の足の動きがおかしくなります。)

公式サイトの脚の配線図


STEP 15: センサーをヘッドに取り付け

ヘッドにセンサーを取り付ける


STEP 16: センサーとブザーを配線

センサーとブザーのピンを基板に挿す

公式サイトの配線図参照の上、ピンを挿しました。

公式サイトのセンサー・ブザー配線図


STEP 17: 基板をヘッドに取付・固定

向きに注意しながらヘッドに基板を取り付け、長いネジで固定×2

※ヘッドのサイズと基板がほぼ同サイズくらいなので、この取り付けには非常に苦労しました。


STEP 18: スイッチをボディに取付・固定

ボディにスイッチを取付、サーボホーンで止め、長いネジで固定×1


STEP 19: 電池ボックスを配線

乾電池ボックスの配線ピンを基板に挿す

※逆につなぐとショートしたり発熱するので十分注意してつなぎました。

※今回はアルカリ乾電池を使用したので、アルカリ電池の配線図の方を参照しました。

公式サイトの乾電池のピン配線図


STEP 20: ブザーを取り付け

ブザーを取り付ける


STEP 21: 電池をボディに入れる

乾電池を乾電池BOXに入れ、乾電池ボックスをボディに入れる


STEP 22: ヘッドとボディを閉じる

配線と部品をヘッドとボディの中に詰め込み閉じる。

配線が挟まらないように、注意しながら、ヘッドの左右のつまみにハマるところまで頭を閉じました。

配線や部品がぎゅうぎゅうに入っている感じなので、収納に苦労しましたが、なんとか納めました。


STEP 23: 完成!

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まとめ・感想

  • 電子工作初心者の私一人だけでは、はんだ付けがネックになり、途中で断念していたと思います。

  • 電子工作に詳しくない方は電子工作に詳しい方と一緒にOTTOを作ることをオススメします。

  • サーボのギヤが欠けやすいので手で動かす時は注意した方がいいです。

  • 公式サイト『OTTO DIY Academy』には、日本語翻訳版がなく、翻訳を頑張るしか手立てがないのが少し辛い。

  • 公式サイトで組立1時間となっていましたが、私は2〜3時間必要でした。

追記:2021/11/9

久しぶりに、公式サイト『OTTO DIY Academy』を見てみるとバージョンUPしていました!近いうちに、最新版を作ってみたいと考え中。作った時に、また記事をUPしようと思っています。

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