Fab Academy
世界とつながる、ものづくりの学び
世界125カ国2,500以上のFab Labで実施される
デジタルファブリケーションの世界標準プログラム
🌏 世界最大のものづくりネットワーク
Fab Academyは、MIT発の世界標準プログラム。グローバルネットワークで学び、世界中の仲間とつながります。
世界中のラボで実施
世界125カ国に展開
2009年から15年以上の実績
💡 Fab Academyとは?
Fab Academy は、MITのNeil Gershenfeld教授が主催する、デジタル製造ツールや機械を使用してプロジェクトを構想、設計、プロトタイプ作成する方法を学ぶ 約5ヶ月間(20週間)の集中実践プログラムです。
毎年世界各国のファブラボから参加した学生が、2D/3D CAD、3Dプリンター、レーザーカッター、機械切削(CNC)、電子回路、プログラミング、型取りなど、ものをつくるための様々な技法を実践的に学びます。
グローバル & ローカルのハイブリッド学習
毎週水曜日、世界的リーダーによるライブ講義(英語)をオンラインで受講。地域のFab Labでは、ローカルインストラクターの直接サポートを受けながら課題制作を行います。
世界的に認められたディプロマ
全課題と最終プロジェクトを完了すると、グローバルに認められたFab Academyディプロマが授与されます。世界中で通用するスキル証明になります。
実践的な20週間カリキュラム
毎週新しいプロジェクトを企画・実行し、20の専門分野を学習。講義・課題・ドキュメント作成を通じて、技術スキルのポートフォリオを構築します。
世界中の仲間とつながる
世界125カ国の受講生とオンラインで交流。グローバルなネットワークを構築し、国内外に人脈を広げることができます。
🛠️ 習得できるスキル
20週間で20の専門分野を実践的に学びます
プロジェクト管理 & プレゼン
原則と実践、プロジェクト管理手法、効果的なプレゼンテーション技術
CAD & 3Dモデリング
2D/3D CADソフトウェアを使った設計とモデリング技術
レーザーカッティング
コンピュータ制御による切断・彫刻技術
組み込みプログラミング
マイコン・センサーを使った電子工作とプログラミング
3Dスキャン & プリント
3Dスキャン技術と3Dプリンターを使った造形
電子回路設計
電子回路の設計・基板製作技術
CNC機械加工
コンピュータ制御による精密加工技術
基板製作
プリント基板の製作と電子部品の実装
入力デバイス
センサーやボタンなどの入力装置の設計・製作
出力デバイス
モーター、LED、ディスプレイなどの制御
ネットワーク通信
IoT・無線通信技術
機械設計
機械システムの設計と製作
成形・鋳造
型取りと複製技術
Webアプリ開発
インターフェース設計とアプリケーション開発
知的財産権
知的財産の保護と活用
ビジネス開発
製品化・ビジネス化の基礎
詳細なカリキュラムはFab Academy 2025 Scheduleをご確認ください。
👥 こんな人におすすめ
高校生以上なら誰でも参加可能。様々なバックグラウンドの方が受講しています
ファブラボ立ち上げを計画している方
Fab Labの運営やコミュニティマネジメントのノウハウを学び、世界的なネットワークに参加できます。地域でファブラボを立ち上げたい方に最適です。
新たなスキルを身につけたい方
デジタルファブリケーションの実践的なスキルを20週間で習得。3Dプリント、レーザーカット、電子工作、プログラミングなど、多様な技術を学べます。
技術系への進学・就職を考えている方
高校生・大学生の進路選択、社会人のキャリアチェンジに。グローバルに認められたディプロマは、技術力の証明になります。
グローバルネットワークに参加したい方
世界125カ国、2,500以上のFab Labとつながり、国際的なコミュニティの一員に。世界中のクリエイターと協働する機会が得られます。
国内外に人脈を作りたい方
毎週のオンライン講義やプレゼンテーションを通じて、世界中の受講生と交流。国境を越えた人脈作りができます。
起業・製品開発を目指す方
アイデアをプロトタイプ化し、製品化するまでの一連のプロセスを学習。知的財産権やビジネス開発の知識も習得できます。
📅 2025年プログラム詳細
📆 受講期間
- 2025年1月22日スタート - 5ヶ月間(20週間)
- 1月下旬〜6月上旬:各週の講義 & 課題制作/ドキュメント製作
- 6月〜7月:最終課題のプレゼンテーション
🎓 2025年卒業式
日程: 2025年7月4日〜11日
場所: チェコ共和国(Fab Conferenceと同時開催)
世界中から集まった卒業生と交流し、最終プロジェクトを発表する絶好の機会です。
🎯 講義スケジュール
- 毎週水曜日 15:00〜(アムステルダム時間)
日本時間: 23:00〜(前半90分: 前週課題発表、後半90分: 講義) - 一部の月曜日 15:00〜(アムステルダム時間)
レシテーション(復習・補足講義)
🌐 言語
英語のみ
グローバル講義は英語で行われますが、Fab Lab 西播磨では日本語でのサポートが受けられます。英語での課題提出・プレゼンテーションは必須です。
🏫 Fab Lab 西播磨で受講するには
充実したサポート体制で、安心して学べます
お問い合わせ
お問い合わせフォームからご連絡ください。Fab Academyについての疑問や受講相談に対応します。
見学・説明会
Fab Lab 西播磨を見学いただき、オフライン/オンラインにて詳細な説明会・面談を行います。実際の設備や雰囲気を確認できます。
受講登録
面談で承認された方には受講登録のご案内をさしあげます。
🚀 Boot Camp(有料)
必要な方には、Boot Camp(有料)を別途ご案内します。受講生のスキルに合わせて、本番の3ヶ月〜半年前から始めることをおすすめします。
- 授業で使用する機器やソフトの操作について講習
- GitHubやドキュメント作成ツールの使い方
- 最終課題の制作に向けて相談
- 英語プレゼンテーションの準備
⚙️ 受講に関わる機器・資材利用について
- 課題制作で使用する機器の使用料と、共通課題に使用する部品や材料をラボが提供します。
- 個別課題、追加課題、最終課題に必要な材料・部品については、受講生の負担になります。
📅 申込受付期限
ファブラボ西播磨では、Student Application提出期限までの申込を受け付けています。以降の申し込みについてはお問い合わせ下さい。
👥 Fab Lab 西播磨のサポート体制
経験豊富なインストラクターが、あなたの学びをサポートします
Koharu Takeda
2026年から初級インストラクター
Fab Academy 2025年受講生。2026年からは初級インストラクターとして、新しい視点でサポートに参加します。
Fab Doc
Kazunari Takeda
ファウンダー / マネージャー
Fab Lab 西播磨の創設者。機械・電気・制御設計の専門家として、技術的なバックアップを提供します。
Kazutoshi Tsuda
Guru
京都工芸繊維大学大学院デザイン学専攻 准教授。Fab Lab Kitakagaya所属。Fab Academy 2014年卒業生。サステイナビリティデザイン、デジタル・ファブリケーション、バイオテクノロジーを専門とし、豊富な経験で難易度の高い課題もサポートします。
✨ Fab Academyを受講すると何が得られる?
卒業生の実例から見る、受講のメリット
キャリアチェンジの実現
多くの卒業生が、Fab Academyをきっかけに新しいキャリアをスタートさせています。技術習得だけでなく、人生の転機となる経験です。
実例: おかざきあさこさん(2015年卒業)[1]は、受講後にテックショップジャパンの立ち上げに参画。現在はサービスデザイナーとして活躍中。「Fab Academyがキャリアを変えるきっかけとなった」と語っています。
起業・スタートアップ創業
Final Projectがそのままスタートアップのコア技術になったり、受講中のアイデアが事業化につながるケースが多数あります。
実例: Guillaume Teyssié氏[2]は、Fab AcademyのFinal Projectを発展させ、Aquapioneerスタートアップを共同創業。アイデアを製品化し、ビジネスとして成功させています。
実務での技術活用
既存の仕事に新しい技術を組み込み、業務の幅を広げることができます。建築、デザイン、農業など、様々な分野で応用されています。
実例: ある建築家の卒業生は、Fab AcademyのFinal Projectを建築、ロボティクス、ファブリケーション研究の重要なツールとして発展。バルセロナの企業で実務に活用しています。
強力なグローバルネットワーク
世界中の数百人の卒業生とつながり、技術的な質問や協働プロジェクトで相互サポート。このネットワークは生涯の資産になります。
卒業生の声: 「卒業生のディスカッションリストを通じて、数百人のハイレベルなスキルを持つ人々に素早くアクセスできる。これは信じられないほど価値がある」
就職・進学での優位性
グローバルに認められたディプロマは、就職活動や大学院進学で大きなアドバンテージ。多国籍企業への就職や奨学金獲得の実績多数。
実績: 全ての卒業生が、Fab Academyのプロジェクトを基に高等教育の奨学金を獲得、または多国籍製品開発企業に様々な役職で就職しています(Fab Lab Kerala調べ)。
Fab Lab運営への参画
優秀な卒業生は、Fab Labのインストラクターやマネージャーとして、次世代の育成に関わることができます。
実例: 農業出身の卒業生は、Fab Academy受講後、精密農業プロジェクトを開発・実装。現在はVigyan AshramのFab Lab Managerとして活躍しています。
💬 卒業生の共通する声
「数ヶ月でこれほど多くのことを学んだのは本当に久しぶり」
「Learning while doing(やりながら学ぶ)の最高の例。100%ハンズオン体験」
「10週目に見たプロジェクトを、数週間前の自分なら作り方もプログラム方法も全く分からなかった」
📚 引用元・参考資料
[1] おかざきあさこさんのインタビュー: ファブラボを通じて未来を描く | FabLab Japan Network
[2] Guillaume Teyssié氏のFab Academyプロジェクト: Aquapioneer - Fab Academy 2016 Archive
※ その他の事例は、Fab Academy公式資料および卒業生の公開情報を基に一般化して記載しています。
🎖️ Fab Lab 西播磨の卒業生
Fab Lab 西播磨では、これまで複数のFab Academy卒業生を輩出しています
2名の卒業生
※両名ともFab Lab Kitakagayaで受講し、現在はFab Lab西播磨で次世代の育成に貢献しています