研究開発

3Dプリンター製作・研究

2021年〜継続中
3Dプリンター製作・研究

3Dプリンター製作・研究

オープンソースの3Dプリンターの製作および研究をしています。過去の製作実績は以下の通りです。

VORON 2 (2.4)_350

2022年6月製作

  • オープンソース: 公式サイト: Voron design
  • 熱溶解積層法 / 高速3Dプリンター
  • ビルドボリューム:350mm(X) x 350mm(Y) x 330mm(Z)
  • 方式:CoreXY、固定ベッド+移動ガントリー(Z軸ベルト駆動)
  • 特徴:ベッドが動かないため大型モデルでも振動が少ない。密閉チャンバー。自動レベリング可能。
  • 感想:高速印刷・高精度に優れます。密閉チャンバーで温度制御もしやすい。メンテナンス性は良い。一方で、組み立てには高度なスキルが必要で、初心者には難易度が高めです。

Voron 2.4

Voron Trident_350

2023年1月製作

  • オープンソース: 公式サイト: Voron design
  • 熱溶解積層法 / 高速3Dプリンター
  • ビルドボリューム:350mm(X) x 350mm(Y) x 250mm(Z)
  • 方式:CoreXY、可動ベッド(Z軸3点リフト)、固定ガントリー
  • 特徴:ベッドが上下する構造。密閉チャンバー。自動レベリング可能。
  • 感想:高速印刷・高精度に優れます。密閉チャンバーで温度制御もしやすい。一方で、組み立てには高度なスキルが必要で、初心者には難易度が高めです。

Voron Trident

Voron 0(0.2)

2024年7月製作

  • オープンソース: 公式サイト: Voron design
  • 熱溶解積層法 / 高速3Dプリンター
  • ビルドボリューム:120mm(X) × 120mm(Y) × 120mm(Z)
  • 方式:CoreXY
  • 特徴:小型密閉機構。部品点数は比較的少なめ。
  • 感想:省スペース、高精度・高速、持ち運びが容易。スペースや移動を想定する方には最適です。一方で、ビルドボリュームが小さいことや、全体サイズが小さいため組みやすさに難ありのため、初心者には難易度高めです。

Voron 0


VzBoT_Vz330

2025年2月製作

  • オープンソース: 公式サイト: VzBoT
  • 熱溶解積層法 / 高速3Dプリンター
  • ビルドボリューム:330mm(X) × 330mm(Y) × 400mm(Z)
  • 方式:「オールホイールドライブ(AWD)」採用のCoreXY
  • 特徴:CoreXY 3Dプリンターでより高いパフォーマンスを求めるユーザー向けに設計。CNCアルミパーツとカスタムメイドの高性能ホットエンド採用。
  • 感想:超高速志向の設計で、AWD構造や軽量化により非常にスピーディ。情報は少なめだが、自作派には刺激的な選択肢。構築にはある程度の経験が必要。マニュアルや情報が少なく、コミュニティやサポートの蓄積が少なめ。

VzBoT Vz330


BLV mgn Cube

2021年12月製作

  • オープンソース: 公式サイト: BLV projects
  • 熱溶解積層法 / 高速3Dプリンター
  • サイズ:ベッド300(X)×300(Y)x365(Z)
  • 方式:CoreXY、オープンフロント構造
  • 特徴:ヘッドルーム高め、改造性高い
  • 感想:堅牢なオープン構造。リニアガイドレール(MGNレール)採用で剛性高い。組み立てやすく、モジュール化されているためカスタムしやすい。構築にはある程度の経験が必要。

BLV mgn Cube


使用可能素材

FabLab西播磨の3Dプリンターでは、以下の様々な素材に対応しています:

  • PLA: 入門に最適、扱いやすい
  • PETG: 強度と柔軟性のバランスが良い
  • ABS: 高温対応、強度が高い(密閉チャンバー必須)
  • ナイロン: 優れた強度と耐久性
  • TPU: フレキシブル素材

活用

FabLabでの造形サービスや、ワークショップでの教材として活用しています。

また、3Dプリンターの組み立てワークショップも随時開催しています。自分でプリンターを組み立てることで、メンテナンスやトラブルシューティングのスキルも身につきます。

オープンソースへの貢献

製作したプリンターの改良点や工夫は、可能な限りオープンソースコミュニティにフィードバックしています。